第四話　クラブに行く

　しばらくして慣れた頃に、楽しみにしていたクラブに数件行きました。

ミュージックファクトリー
　ニューヨークで最も有名で、かつ大規模です。ボディーチェックがあり、1人ほぼ1分を要する
　チェックで、かなり厳戒です。パスポートチェックや、靴を脱がされたりしました。

　サウンドについても、このクオリティーは日本には無いかと思うぐらいで、かなりの大音量で
　ありながら、ベース、特に、キックのあたりでパスが切れており、かなりの長い間スピーカー
　の前にいたのですが、耳が痛くありません。
　照明についても、かなり凝っており、大規模なシステムとエンジニアが複数いました。

　夜中の1時ぐらいでは、スパイスガールズ等のポップス系のミックスが流れていますが、2時を
　過ぎた時点でコアになっていきます。それと同時に、超満員になっていました。ゲイの人も増
　加し、盛り上がっていきます。
　日本では考えられない空間です。基本的には、多くの人が、音を楽しみ、楽しく踊り続けてい
　ます。

　ここから先は、書けないようなことが多く、割愛します。

　　　

スピード
　BF・・・・ハウス、トランス、テクノ
　1F・・・・ダンスポップス、ハウス
　2F・・・・ヒップホップ、R&B等

　中規模のクラブで、ワタナベヒロシ氏のレギュラーだそうです。
　映像素材として、いろいろと撮影させていただきました。やはり、最近閑古鳥が鳴いている
　という、クラブサガワとは大違いです。
　私はスタッフということで大丈夫でしたが、ここも、入室の際のボディーチェックはかなり
　厳しそうでした。やはり、日本のクラブではないことです。
　日本と状況がちがい、ヒップホップ系が思ったよりも寂しいものでした。トランステクノ系
　のフロアが、ワタナベさんが回したとたんに、超満員でした。

　　　

N.Y.在住ワタナベヒロシ氏からのコメント
　「そうですね・・・ 実際、あれはあれでゲーム音楽としても作っているんですが、僕の中で
　　は、僕の得意とする、やってる部分の音楽のジャンルというのを あのゲームの中でどれだ
　　け活かせるかっていうのを考えながらやってます。
　　ゲームとしても楽しめるし、もちろん単体で音楽としても楽しめるようなものを常に考え
　　てます。それに僕が作っている意味っていうのをいつも考えていますのでそれを 知らない
　　所で、皆さんが何も思わないで楽しんで頂ければ、僕は一番うれしいと思ってます」


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おしまい